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年度 2006年度
科目区分 専門的教育科目
授業科目名 化学実験
授業科目名(フリガナ) カガクジッケン
英文授業科目名 Chemical Experiments
担当教員名 水田 勉
開講部局 理学部
開講キャンパス 東広島
授業の形式
単位 10 週時間 15
開設期 3年次生   前・後期(5・6セメスター) 講義室
曜日時限 火 5時限,6時限,7時限,8時限,9時限 水 5時限,6時限,7時限,8時限,9時限 木 5時限,6時限,7時限,8時限,9時限
対象学生 化学科3年次生
キーワード ・化学実験・無機・分析化学・物理化学・有機・生物化学
教職専門科目
教科専門科目
授業の目標等 化学の実験的研究に必要な基本的実験法について学ぶ。6週にわたる基礎実験で基本操作を習得した後,(1)無機・分析化学系,(2)物理化学系,(3)有機・生物化学系の三分野について各8週ずつ化学実験を行う。
授業の内容・計画等 第1回開講時ガイダンス 実験テキストの配布,安全教育,グループ分け
第1週?第6週 (グループによって実験テーマの順序が前後する)(A)基礎実験 硫酸バリウムとして硫酸根の定量,キレート滴定,酸化還元滴定, ベンズアルデヒド誘導体の合成,ガラス細工,o-とp-ニトロフェノールの合成と分離,塩化tert-ブチルの合成・精製と反応第7週以降 (グループによって実験テーマの順序が前後する)(B)分野別実験以下の三分野について各8週ずつグループ毎のローテンションで実施する。グループによって実験を行う分野の順序が前後するため,ここではグループAについて示す:
第7週?第14週 (1)無機・分析化学系マクロサイクル金属錯体の合成,フェロセンおよびフェリシニウム錯体の合成,ペンタアンミンコバルト錯体の合成と吸収スペクトルの測定,トリス(エチレンジアミン)コバルト(III)の合成と光学分割,塩化第二および第一銅とフタロシアニン銅の合成,フェライトの合成,電位差滴定,溶媒抽出-吸光分析,イオン交換樹脂,γ線スペクトロメトリー,示差熱分析,磁化率の測定,原子吸光分析法による難溶性塩の溶解度の測定,粉末X線回折とシミュレーション
第15週?第22週 (2)物理化学系振動回転スペクトル,赤外吸収スペクトル測定法,ケイ光測定,電子スペクトル,エステルの加水分解,エステルのケン化,分子軌道法,分子動力学法による単原子液体のシミュレーション
第23週?第30週 (3)有機・生物化学系炭素骨格構築法としてのDiels-Alder反応,天然有機化合物の単離,プロピオフェノンの減圧蒸留とGrignard反応,Beckmann転位,ニトロベンゼンからスルファニルアミドの合成,酵素反応および蛋白質の立体構造に関する実験
成績評価の方法 レポート,実験ノート,出席日数,実験態度などから「実践的能力・技能」を総括評価する。
テキスト・教材・
参考書等
実験テキストを開講時ガイダンスにおいて配布する。また,実験にあたり読んでおくべきものとして 「新版実験を安全に行うために(正・続)」,化学同人を挙げる。
履修上の注意・
受講条件等
化学実験の履修には,「履修の手引」に記載されている受講基準1を充たす必要がある。開講時ガイダンスにおいて安全教育を行う。安全面からこのガイダンスを受けないと実験を認めない。また,単位取得には,原則として3分の2以上の出席日数が必要最低条件となる。
メッセージ (a)必ず予習してくること。何をやっているのか理解できずに実験を行っても身につかないし,何より失敗のもとである。また,時間効率が全く違ってくる。
(b)実験ノートを作成し,予習および当日の実験経過を事細かに記録すること。
(c)実験は必ずしも成功するとは限らない。失敗した原因を追求・考察する方が得られる成果は多い。
(d)レポートの提出を求める。レポートは原則として実験テーマを終了した翌週の火曜に提出する。
その他


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