セミナー > Chemサロン
|
| フォトクロミズム − 光によって物性が変わる分子 − |
日 時 | 2014年6月16日(月) 14:35〜 |
場 所 | 理学部E209講義室 |
講 師 | 波多野 さや佳 先生(理学研究科化学専攻) |
概 要 | 光の作用で構造が可逆的に変化し、それに伴って色などの物性が変化する分子を『フォトクロミック分子』と呼び,その現象を『フォトクロミズム』と言います。
フォトクロミック分子の一つ、架橋型イミダゾール二量体は、光のon・off で高速な発消色反応を示します。
この分子の面白い特徴は、光照射によって生成する発色体が“ラジカル種”だということです。
ラジカル種は一般的に反応性が高いので、私たちが思ってもいなかった反応挙動を示し、新たな知見が得られることがあります。
本講演では、フォトクロミズムについて少し説明した後に、架橋型イミダゾール二量体のフォトクロミック挙動を交えながら、この研究を通して出会えた、予期せぬ新しい発見についてお話したいと思います。
学部1-3 年生の来聴を歓迎します! |
世話人 | 高口 博志(理学研究科化学専攻) Tel: 082-424-7406 E-mail: kohguchi(AT)hiroshima-u.ac.jp |
|