セミナー > Chemサロン
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| 水素酸素系の気体爆轟の伝播における化学反応と流体構造 |
日 時 | 2012年11月5日(月) 16:30〜 |
場 所 | 理学部E002講義室 (前回と場所が異なります) |
講 師 |
須佐 秋生 先生 (工学研究院エネルギー・環境部門)
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概 要 |
気体爆轟(デトネーション)は様々なプラントで決して起きてほしくない現象です.衝撃波と火炎が一体となって,条件によっては3000 m/sを超える速度で伝播します.爆轟の発生,伝播,消滅を制御できれば,危険な現象はあっても能動的に利用できる可能性が拡がります.実際に爆轟をエンジンに利用する研究も積極的に行なわれています.今回の講演では,爆轟の伝播のメカニズムに注目して,実験および数値計算モデルの比較により爆轟の伝播特性を明らかにする基礎的な研究についてご紹介します. |
世話人 |
岡田 和正 (理学研究科化学専攻)
(内)7102/okadak{AT}sci.hiroshima-u.ac.jp
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| ヒ素化合物の鉱物への吸着挙動 |
日 時 | 2012年8月6日(月) 13:30〜 |
場 所 | 理学部E209講義室 |
講 師 |
田中 雅人 博士 (理学研究科地球惑星システム学専攻)
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概 要 |
ヒ素は有害元素のひとつであり,世界各地でヒ素の水質汚染が問題となっています。国内でも,茨城県において有機ヒ素化合物であるジフェニルアルシン酸(DPAA)の地下水汚染による健康被害が報告されています。その水質汚染の過程においては,土壌中におけるヒ素化合物と鉱物との相互作用が,ヒ素の鉱物-水間の分配挙動や移行挙動を決めていると考えられます。本セミナーでは,大型放射光施設(SPring-8, Photon Factory)を利用したXAFS測定を含む実験と量子化学計算による構造解析から,ヒ素化合物の鉱物への吸着挙動についての研究を紹介します。
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世話人 |
岡田 和正 (理学研究科化学専攻)
(内)7102/okadak{AT}sci.hiroshima-u.ac.jp
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| 電子駆動力を持つ分子マシン |
日 時 | 2012年7月9日(月) 15:30〜 |
場 所 | 理学部E209講義室 |
講 師 |
久米 晶子 先生 (理学研究科化学専攻)
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概 要 |
分子の電子配置は、分子の結合状態と電磁気的性質を決めています。従って「電子を移動すれば○○を引き起こせる」という点では物質変換・物性とも極めて広い応用がありますが、「○○をすれば電子が移動する」という観点から、化学がその過程に積極的に介入できる切り口はまだまだ少ないと言えます。化学者の特技は原子を配列した構造体=分子を自由に操ることにあります。立体的にある可動域をもつ分子を形作ることによって、機械的動作によって電子配置を制御していく研究について紹介します。
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世話人 |
岡田 和正 (理学研究科化学専攻)
(内)7102/okadak{AT}sci.hiroshima-u.ac.jp
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