化学専攻講演会
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 量子生命科学セミナー(第136回)
日 時2011年3月18日(金) 10:00〜11:30
場 所 理学部E002室 (広島大学 東広島キャンパス)
演 題 「Innovation and the University」
演 者Prof. E. Ann Nalley
(2006 President, American Chemical Society)
概 要  Today, personal innovation is more important than ever. Organizations are desperate for creative people who see things differently, who can quickly size up problems and develop creative solutions to them. Or for those who start new businesses then they have to have ideas are critical to their survival and growth. Universities play a key role in supporting innovation as they train future scientists and engineers and they help to recruit the best and brightest into science. Through the years I have had the opportunity to help start 7 new businesses and to work in other businesses with individuals who were highly successful entrepreneurs. Entrepreneurship is often difficult and tricky and many new ventures fail. This presentation will illustrate the role that universities can play in helping to support economic development in their community by assisting in the development of new businesses' in the community and will also discuss the steps we need to take to recruit the best and brightest into the sciences. Many universities have established Centers for Entrepreneurial Studies that take an active role in both training their students in entrepreneurial studies and in supporting new business development and many universities have taken on entrepreneurism as a part of their mission. Cameron University has established a Center for Emerging Technologies and Entrepreneurial Studies (CETES). The operations of this center will be discussed and compared with similar centers across the nation
連絡先 理・化学 安倍 学(内7432)
     相田 美砂子(内7412)


 量子生命科学セミナー(第135回)
日 時2011年3月7日(月) 15:45〜17:45
場 所 理学部 B501講義室
演 題 「局所射影分子軌道法による分散項計算」
演 者岩田 末廣 先生
(豊田理化学研究所 フェロー)
概 要  分子間相互作用を量子化学計算する際には、BSSEと省略されている基底関数の欠損に伴う誤差を避ける必要がある。量子化学計算の基底関数には、1電子関数(軌道, orbital)と多電子関数(電子配置, configuration)があるので、前者による誤差をOrbital Basis Inconsistency (OBI), 後者による誤差をConfiguration Basis Inconsistency(CBI)と峻別しなければならない。多くの文献では、両者を区別しないかあるいはOBIのみを誤差の原因としている。これまで、局所射影分子軌道(Locally Projected Molecular Orbital, LP MO)に基づいた1電子励起3次摂動計算(3rd SPT)によって、均衡補正(counterpoise correction)を施したself-consistent field(scf)法の結合エネルギーを、1回のscf計算と同程度の計算時間・計算量で求められることを示してきた。分子軌道法では電子相関を取り込むためには波動関数を多電子配置関数展開するので、CBIを導入しない近似法あるいはCBIによる誤差を取り除く手続きが必要である。LP MO PT法では励起軌道も局所展開しているので、励起電子配置を明瞭に分類することができ、CBIを制御した計算が可能である。励起電子配置は、分散項型(A*B*)、分子内電子対型(A**B)に加えて、電荷移動と分子内励起を伴う型(A+*B-)などに区別できる。ここでは、 3rd SPTに分散項(Dispersion)を加えて結合エネルギーを計算する。計算対象として、これまで扱ってきた水クラスター、(HF)クラスターに加え、He2, Ne2, Ar2、S22セット中分散項が結合に寄与している系、ハロゲンー水素結合、イオンー水素結合、イオンーπ相互作用系などに適用し、系統的に基底関数依存性を計算し、基底関数収束を調べる。また、電子相関法に対するcounterpoise手順がCBIを適切に補正するかを批判的に検討する。
連絡先 理・化学 相田 美砂子(内7412)


 Sotiris Xantheas 博士 物理化学特別講演会
日 時平成23年3月7日(月)13:30〜15:00
場 所 理学部 B501講義室
演 題 「The Performance of Density Functional Theory for Hydrogen Bonded Systems: Shortcomings and Solutions」
演 者Sotiris S. Xantheas 博士
(パシフィックノースウエスト国立研究所 主任研究員)
概 要  Sotiris S. Xantheas博士は,様々な分子種を取り込んだ水和クラスターの溶媒和構造ついて,第1原理から出発した高いレベルの量子化学計算で精力的に研究を行ってきました。最近は,マジックナンバーで知られている[H(H2O)n=20-24] +のプロトン付加水分子クラスターのかご型構造の計算や(H2O)24 クラスターがクラスレート構造となる可能性について発表し, Chemical &Engineering News 2009年6月号にトピックスとして取り上げられています。また、氏らが開発したポテンシャル関数は,水分子クラスターのMDシミュレーションなど理論化学者の間で幅広く使われています。今回、学振短期招聘で来日された機会に講演をお願いしました。皆様の多数のご来聴をお待ちしております。
 We will examine the performance of various density functionals in describing intermolecular interactions involving hydrogen bonding in the gas and condensed phases. For gas phase complexes we will compare the accuracy of DFT with respect to the highly correlated CCSD(T) results. For the condensed phase we will examine the effect of adding dispersion corrections to DFT in describing the macroscopic properties and phase diagram of liquid water.
連絡先 化学専攻 構造物理化学研究グループ 江幡孝之 (7407)


 第403回 物性セミナー
日 時2011年2月14日 (月)10:00〜
場 所 広島大学理学部E210教室
演 題 「TTFs based multifunctional molecular materials: Conductivity, magnetism and luminescence」
演 者Professgr. OUAHAB, Lahcene
(CNRS-universite de Rennes1, France)
概 要 Lahcene OUAHAB氏は分子導体研究の世界的第一人者で、TTF系の磁性導体研究で特に有名です。科学以外にもPresident of the CNRS National Committee section 14、 Coordinator of the France - Japon GDRI (lnternational Research Group)等々、フランスの科学行政に関してもご尽力されています。今回は、JSPS-CNRS日-仏共同研究で来日されるのを機に、多重機能分子磁性導体の伝導/磁性/発光特性に関して最近の研究成果についてお話ししていただきます。
連絡先 世話人:IAMR・化学専攻・井上克也


 量子情報科学連続セミナー(平成22年度)
場 所 広島大学理学部B101教室
演 者神沼 二眞 先生
内 容 統合テーマ:現代の自然科学と情報計算学との関係
第1回2月7日(月)12:50-14:10 現代の自然科学と情報学
第2回2月7日(月)14:35-16:05 思考、計算、計算機

統合テーマ:古典物理学における情報と統計の概念
第3回 2月9日(水)12:50-14:10 熱力学のエントロピーとマックスウエルのデモン
第4回 2月9日(水)14:35-16:05 統計力学におけるボルツマン分布とエントロピー

統合テーマ:量子情報と量子計算のための量子力学再入門
第5回 2月28日(月)12:50-14:10 量子力学の理論形式
第6回 2月28日(月)14:35-16:05 スピンと2状態系

統合テーマ:多粒子系の量子力学と情報学
第7回 3月2日(水)12:50-14:10 多粒子系の量子力学
第8回 3月2日(水)14:35-16:05 シュミット分解と情報学

統合テーマ:量子情報・量子計算
第9回  3月7日(月)12:50-14:10 量子情報・量子計算の原理
第10回 3月7日(月)14:35-16:05 量子情報・量子計算の可能性

統合テーマ:ゲノム解読と新しい生命観
第11回 3月9日(水)12:50-14:10 生物医学革命のゆくへ
第12回 3月9日(水)14:35-16:05 量子・ビット・ゲノム:ものから生命へ

多くの方々の参加をお待ちしております。興味のある回や都合のつく回だけでもかまいません。
連絡先 広島大学大学院理学研究科化学専攻
相田 美砂子


 Professor Michael Harmata講演会
日 時平成23年2月22日(火),16:00〜17:30
場 所 広島大学理学部B301教室
演 題 「From(4+3)一Cycloadditions and Beyond」
演 者Professor Michael Harmata
概 要 Harmata博士は、米国 University of Missouri-Columbiaで教授を務め、[4+3]環化付加反応など、ヘテロ環合成で世界をリードする研究者です。2月18日から、JSPS外国人招聘研究者(茶谷直人先生ホスト)として来日される機会に、広島 にお立ち寄りいただき講演していただくことにしました。多数のご来聴をお待ちしております。

---この講演は5研究科共同セミナーの認定科目です---
連絡先 広島大学大学院理学研究科化学専攻
安倍 学(7432)


 榊 茂好教授講演会
日 時平成23年1月19日 (水)13:00-14:30
場 所 広島大学理学部 E002号室
演 題 「d電子複合系の理論的研究:構造、結合、反応の分子論的理解」
演 者榊 茂好教授
概 要 榊茂好教授は,平成22年3月に京都大学大学院工学研究科を定年退職された後、現在は物質―細胞統合システム拠点(iCeMS)の特任教授としてご活躍されておられます。榊先生は、特に遷移金属化合物の反応機構の理論的解析で世界的に著名で、有機化学・有機金属化学分野にも多大な貢献をされてきました。平成18年〜22年まで福井謙一記念研究センターのセンター長を務められるとともに、科学研究費補助金特定領域研究「実在系の分子理論」の領域代表を務められました。平成21年度の第1回分子科学会賞を「d電子複合系の分子科学」で受賞されておられます。
今回,理学研究科化学専攻の大学院集中講義(18日10時からですので、ご自由に参加してください。単位の必要な大学院生はもみじで登録してください)にお招きした機会に、講演をお願いしました。多数の方々のご来聴をお待ちしております。

---この講演は5研究科共同セミナーの認定科目です---
連絡先 広島大学大学院理学研究科化学専攻
山本陽介


 L. Latos-Grazyniski教授 講演会
日 時平成22年11月17日 (水)16:20-18:00
場 所 広島大学理学部 B301号室
演 題 「Aromaticity Switching in Porphyrinoids」
演 者L. Latos-Grazyniski教授
概 要 L. Latos-Grazyniski教授は.ポーランドUniversity of Wroctaw大学の教授で.ポルフィリンの分野で著名な化学者です。最近では、Mobiusポルフィリンの研究やポルフィリン類縁体の合成、生体内でのポルフィリン類縁体の反応などに関する先駆的な研究で高い評価を得ています。1998年に"the Foundation for the Polish Science", 2005年に"Humboldt Research Award"を受賞されておられますし、"the Journal of Porphyrins and Phthalocyanines", "European Journal of Inorganic Chemistry", "Macroheterocycles"のeditorial boardを努めておられます。
今回,日本学術振興会外国人特別研究員(欧米短期)として招聘され(ホスト;大須賀篤弘京大教授)、新学術領域"高次π空間の創発と機能開発"(領域代表;赤阪健筑波大教授)の国際シンポジウムで招待講演をされるのをはじめ、全国の関連研究者を訪問しておられます。広島でも講演していただけることになりましたので、多数の方々のご来聴をお待ちしております。

---この講演は5研究科共同セミナーの認定科目です---
連絡先 広島大学大学院理学研究科化学専攻
山本陽介・灰野岳晴


 石谷 治教授講演会
日 時平成22年11月16日(火)13:30〜
場 所 理学部E002講義室
演 題 「金属錯体を中核とした人工光合成系の構築」
演 者石谷 治教授
(東京工業大学大学院理工学研究科)
概 要  石谷 治先生(東京工業大学大学院理工学研究科・教授)は、錯体化学分野を代表する研究者で、金属錯体を用いた光エネルギー捕集反応を専門に研究されています。特に光を使ったCO2の還元反応については世界をリードする研究者です。
 今回、大学院の集中講義のために来学されるのを機会に、上記題目で特別講演をお願いいたしました。多数の皆様の、ご来聴を歓迎いたします。
連絡先 化学科錯体化学研究グループ
水田勉 TEL:082-424-7420
e-mail:mizuta(at)sci.hiroshima-u.ac.jp


 関谷 博先生講演会
日 時平成22年11月9日(火)14:40-
場 所 理学部E004講義室 
(広島大学 東広島キャンパス)
演 題 分子クラスターの水素結合ネットワークのダイナミクス
演 者関谷 博 教授
(九州大学大学院理学研究院)
概 要 関谷先生は,超音速分子線・レーザー分光をもちいて、極低温下の気相分子クラスターの水素結合ネットワーク構造やプロトン移動反応の研究を活発にやっておられます。また関谷先生は、特定領域研究(分子高次系機能解明のための分子科学)の第1班の班長としても活躍されています。今回は学部向けの集中講義「分子構造特論」の最後に講演をお願いしました。皆様の多数のご来聴をお待ちしております。
連絡先 理学研究科化学専攻
構造物理化学研究グループ
江幡 孝之(内線7407)


 田所誠先生講演会
日 時平成22年11月2日 15:00-
場 所 理学部E002講義室 
(広島大学 東広島キャンパス)
演 題 分子性ナノチャネル空間に安定化された水分子クラスターのダイナミクス
演 者田所 誠 教授
(東京理科大理化)
連絡先 理学研究科化学専攻
井上 克也(内線7419)


 Frank-Gerrit Klarner 教授講演会
日 時平成22年10月19日(火)15:00〜
場 所 理学部E210講義室 
(広島大学 東広島キャンパス)
演 題 Recent Progress in the Chemistry of Molecular Clips and Tweezers
演 者Frank-Gerrit Klarner 教授
(Institute for Organic Chemistry, University of Duisburg-Essen, Germany)
概 要 Abstract: Molecular tweezers and clips form stable host-guest complexes with various electron-deficient aromatic and aliphatic guest molecules. This can be explained by their negative electrostatic potential surface (EPS) inside their cavities. Water-soluble tweezers and clips bind basic amino acids (lysine and arginine) or enzyme cofactors (NAD(P)+, TPP, and SAM). They have a strong influence on various enzymatic reactions.
連絡先 理学研究科化学専攻
構造有機化学研究グループ
灰野 岳晴(内線7427)
E-mail: haino_at_sci.hiroshima-u.ac.jp


 梅本宏信 教授講演会
日 時9/28(火) 15:00〜16:00
場 所 理学部B301室 
(広島大学 東広島キャンパス)
演 題 H,O,N原子の高温金属触媒体上での発生過程
演 者梅本宏信 氏
(静岡大学工学部 教授)
概 要 H原子やO原子を発生させるには,レーザーを用いる方法が選択的でもあり,時間分解能や空間分解能にも優れる。しかし,光を用いる方法は高コストであり,生産現場において使われることはほとんどない。現在の主流は放電による方法であるが,放電は,選択性がなく,荷電粒子による損傷も懸念される。本講演では,理学部出身,工学部勤務という講演者の立場を加味しながら,加熱触媒体による原子発生法とその機構について講演する。
担 当 理学研究科化学専攻反応物理化学研究グループ
山崎 勝義
Phone & fax: 082-424-7405(直通)
E-mail: kyam(at)hiroshima-u.ac.jp


 Karsten Meyer教授講演会
日 時平成22 年9 月22 日(水)16:00〜
場 所 理学部B301室 
(広島大学 東広島キャンパス)
演 題 From Nuclear Fuel to CO2 Activation Chemistry at Uranium Coordination Complexes
演 者Prof. Karsten Meyer
(University of Erlangen-Nuremberg)
概 要 TMeyer 教授は独国University of Erlangen-Nurembergで教授を務め、金属錯体を利用した小分子活性化の研究では世界をリードする研究者です。JSPS外国人招へいにて来日の機会に、広島での講演をお願いしました。

<この講演は5研究科共同セミナーの認定科目です>
担 当 理学研究科 安倍 学(内線7432)


 量子生命科学セミナー(第134回)
日 時2010年9月8日(水) 15:00〜16:30
場 所 理学部B301室 
(広島大学 東広島キャンパス)
演 題 Molecular Mechanisms and Spectroscopy in OLEDs
演 者Prof. N. Periasamy
(Department of Chemical Sciences,
Tata Institute of Fundamental Research, Mumbai, INDIA)
概 要 The molecular mechanisms and spectroscopy in Electroluminescence (EL) in solid state Organic light emitting devices (OLED) have many features that are common with Electrochemiluminscence (ECL) in solutions studied in the sixties. In the former, the molecules are static and electrons and holes are mobile whereas in the latter, molecules are mobile and electrons and holes are static. In spite of the simplicity of underlying mechanisms, our studies on electroluminescence and spectroscopic studies have shown certain unusual features which will be described.

Prof. N. Periasamy は,蛍光分光とその応用的な側面に興味を持って研究を進めていらっしゃる分子科学者で,Mizushima-Raman Lectureship(日本学術振興会),および,第4回分子科学討論会の招待講演者として来日されます。この機会に,広島大学にもお寄りいただくことになりました。みなさまのご来聴を歓迎いたします。

<この講演は5研究科共同セミナーの認定科目です>
担 当 理・化学 相田 美砂子(内線7412)
理・化学 石橋 孝章 (内線7428)


 Professor Stephen Glover 講演会
日 時平成22年8月20日(金)16:30〜
場 所 理学部B305 教室
演 題 Anomeric amides, structure, amidicity and reactions
演 者Professor Stephen Glover
(University of New England)
概 要 Glover 博士は、オーストラリア,University of New England で教授を務め,HERON転位反応を見つけた研究者です。8 月24 日から釜山(韓国)で開催されるIUPAC Meeting on Physical Organic Chemistry に出席される機会に,広島にお立ち寄りいただき講演していただくことにしました。。

<この講演は5研究科共同セミナーの認定科目です>
担 当 理学研究科 安倍 学(内線7432)


 F. E. Hahn教授講演会
日 時2010年6月14日(月)16:00〜17:30
場 所 理学部E209号室
演 題 Macrocyclic and Supramolecular Chemistry with Poly-NHC
概 要  F. Ekkehardt Hahn教授は,ドイツMünster大学の教授で,世界的に著名な無機・錯体・有機化学者です。最近では、
N-Heterocylic Carbene(NHC)を使った反応不活性分子の 活性化などに関する先駆的な研究やWiley-VCHから2009年に出版された本である”Activating Unreactive Substrates”などで高い評価を得ています。2009年にはその前年に出たAngew.Chem.のNHC論文について、ScienceWatch.comからFast breaking paperとしてインタビューを受けました。
 ミュンスター大学は、ドイツで3番目に大きな大学で、様々な分野で世界的な業績を挙げている大学ですが、そのInorganic Chemistry DivisionのChairを長年努めておられます。また、国際的にも、Singapore, Spain, UC Berkeleyな どのvisiting professorですし、Permanent Secretary of the International Conference on Organometallic Chemistry (ICOMC)もされておられます。今回,奈良の超分子国際学会で講演をされた後、北海道で2014年に開催されるICOMC-2014の世話人である北海道大学高橋教授と会談され、ソウルに行く合間をぬって、広島で講演していただけることになりました。多数の方々のご来聴をお待ちしております。

<この講演は5研究科共同セミナーの認定科目です>
担 当 広島大学大学院理学研究科化学専攻 山本陽介(内線7430)


 Apeloig教授講演会
日 時2010年5月7日(金)16:00〜17:30
場 所 理学部E002室
演 題 Low-Coordinate Silicon Compounds.
Experiment and Theory in Synergy
演 者Dr. Apeloig
(Technion一Israel Institute of Technology)
概 要 Apeloig教授は, Technion-Israel Institute of Technologyの教授で,世界的に著名な理論化学者・実験化学者でもあります。物理有機化学的手法や計算化学を用いて,反応性中間体の構造解明や未知化合物の理論的研究を行ってこられています。最近では,ケイ素を含む多重結合化合物や低配位典型元素化合物に関する先駆的な研究で高い評価を得ており,2007年にはWacker Silicon賞を受賞されていますし,本年のアメリカ化学会のKipping賞(ケイ素化学分野め最高峰の賞)の受賞者でもあります。今回,日本学術振興会の招聘研究者(ホスト:筑波大学関口教授)として来日されましたので,広島での講演をお願い致しました。多数の方々のご来聴をお待ちしております。

<この講演は5研究科共同セミナーの認定科目です>
担 当 広島大学大学院理学研究科化学専攻 山本陽介(内線7430)
広島大学大学院工学研究院物質化学工学部門 大下浄治(7743)