広島大学化学系で開催するセミナー
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 日本分光学会中国四国支部 広島地区講演会
 『星間物質分光の最前線』
日 時平成21年1月21日(水)
場 所 広島大学学士会館レセプションホール
内 容 プログラム(敬称略)
13:30-14:20 宇宙航空研究開発機構 山村 一誠 先生
  「スペース赤外線分光観測が描き出す恒星進化の最終段階」

14:20-15:10 東京大学 住吉 吉英 先生
  「炭素鎖および酸素鎖分子のフーリエ変換マイクロ波分光」

15:10-16:00 岡山大学 川口 建太郎 先生
  「最近の電波観測から−宇宙における負イオンと有機分子」

16:00-16:30 コーヒーブレーク
16:30-17:20 広島大学 田中 健一郎 先生
  「化学結合切断の制御に向けた軟X線分光学の夢」

17:30-19:30 懇親会(学士会館 1階 特別室)

講演会費:無料
懇親会費:一般5000円
連絡先 理学研究科化学専攻 江幡孝之 内線7407
E-mail:tebata(AT)hiroshima-u.ac.jp

日 時平成20年12月17日(水) 16:00〜
場 所工学部A4棟112・113講義室
講 師今坂藤太郎教授
(九州大学大学院化学システム工学専攻 分子情報システム)
演 題虹色レーザーの発見と極限レーザー計測科学への応用
内 容 このたび、九州大学大学院化学システム工学専攻の今坂先生が大学院集中講義のため、来学されます。この機会に、下記の要領でご講演をお願いすることと致しました。ご関心の先生方のご参加をお待ちしております。また、先生方の研究室の学生諸君に、参加を勧めていただけると幸いです。宜しくお願い致します。
連絡先工学研究科応用化学 廣川健 内線7610

日 時平成20年11月25日(火) 13:00〜
場 所工学部A4棟812講義室
講 師Prof.Andrei Timerbaev
(Vernadsky Institute, Russian Academy of Science)
演 題Analytical Chemistry in Vernadsky Institute in view of collaboration with Hiroshima University and Some Considerations on Writing Better Scientific Papers
内 容 日本分析化学会中国四国支部では、下記の要領で外国人講演会を実施します。ロシア科学アカデミーの分析化学分野の研究、および若い研究者用に科学英語論文の書き方などの話が伺えるようです。ご関心の先生方のご参加をお待ちしております。特に、先生方の研究室の学生諸君に参加を勧めていただけると幸いです。宜しくお願い致します。

 11月13日講演会
日 時平成20年11月13日(月) 16:20〜18:20
場 所工学部117教室
内 容 冨田 育義 先生 (東京工業大学)
 「主鎖に有機金属骨格をもつ新しい反応性高分子の創製」
中 健介 先生(京都工芸繊維大学)
 「有機無機複合高分子の新展開」
連絡先大下 浄治 (広島大学大学院工学研究科)
Tel : 082-424-7743

 金田 千穂子 先生 講演会
日 時平成20年10月21日(火) 13:00〜14:30
場 所工学部A4棟1階112号室
講 師金田 千穂子 先生
(大阪大学特任教授・富士通研究所主管研究員)
演 題材料開発のための原子スケールシミュレーション
〜ナノエレクトロニクス分野での活用事例〜
内 容 シリコンLSIは急激な勢いで微細化が進められてきた。ゲート絶縁膜はその中でもとりわけ微細化の著しい部分であり、その薄さは原子数個から数十個分の領域に達している。また、一方で、微細化限界を超えるための新規材料やカーボン系のナノデバイスの研究開発も盛んである。このため、第一原理計算をはじめとする原子スケールのシミュレーションへの期待が高まっている。半導体デバイス用材料に要求される物性と、界面物性や欠陥の制御の必要性などについて述べ、材料開発のために行なわれた原子スケールシミュレーションの実例を紹介する。
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10:00〜13:00、14:30〜17:00に富士通(株)が開発した計算化学プログラムの紹介を行います。体験利用も可能です。技術的なご質問、ご相談なども受けさせて頂きます。
連絡先近江 靖則 (広島大学大学院工学研究科)
Tel : 082-424-7606

 功刀 義人 先生 講演会
日 時平成20年9月16日(火) 16:20〜
場 所工学部K114教室
講 師功刀 義人 先生 (東海大学工学部応用化学科)
演 題有機半導体の応用:トランジスタと太陽電池
連絡先大下 浄治 (広島大学大学院工学研究科)
Tel : 082-424-7743

  蒲生 俊敬 教授 講演会
日 時平成20年8月5日(火) 16:20〜17:50
場 所総合科学部K210講義室
講 師蒲生 俊敬 教授 (東京大学海洋研究所)
演 題海洋の溶存酸素に関わる最近の話題
要 旨海水中に溶存する酸素ガスは,きわめてありふれた物質ではあるが,ほとんどの生物が必須とする重要成分である。酸素の供給源は,大気と接する海洋表層にのみ偏在する。このため,深海の溶存酸素は海洋の循環(上下混合)に強く規制され,海域ごとに特徴的な濃度分布を示す。近年の地球環境変化に伴い,海洋の溶存酸素はグローバルなスケールでわずかながら減少傾向にあることが指摘されている。ミニ海洋日本海では,特に顕著な減少が観測されている。溶存酸素に関する最近の知見を紹介したい。
連絡先佐久川 弘 (生物圏科学研究科環境循環系制御学専攻)
Tel & Fax:082-424-6504
E-mail : hsakuga(AT)hiroshima-u.ac.jp

  Rick L. Danheiser 教授 講演会
日 時平成20年8月4日(月) 16:00〜17:30
場 所薬学研究棟(霞) 第3講義室(2F) ※変更しました。
講 師Professor Rick L. Danheiser
(Department of Chemistry, Massachusetts Institute of Technology)
演 題New Cycloaddition and Annulation Strategies for Synthesis of Carbocyclic and Heterocyclic Compounds

※本講演は「日本薬学会中国四国支部」主催の外国人特別講演会です。
連絡先武田 敬 (広島大学大学院医歯薬学総合研究科薬学専攻)
Tel & Fax:082-257-5184
E-mail : takedak(AT)hiroshima-u.ac.jp

  長崎 幸夫 教授 講演会
日 時平成20年8月1日(金) 16:20〜17:50
場 所工学部117講義室
講 師長崎 幸夫 教授 (筑波大学)
演 題バイオナノマテリアルの設計
要 旨半導体量子ドット、磁性粒子や金属コロイドなど、ナノサイズの粒子はそのサイズ効果による様々な物理・化学的特性(吸収、発光、発熱、光反応など)を示し、ナノテクノロジーの基盤材料として期待されている。さらにこのようなナノ粒子は診断、治療、バイオイメージングなど、バイオ関連領域でも新たな素材として期待されているところである。しかしながらこのようなナノ粒子をバイオ環境下で利用する場合、極めて高いタンパク質濃度(6〜8g/dL)やイオン強度(0.15M)のため、表面のタンパク質非特異吸着や静電遮蔽による凝集が起こることが大きな問題である。ナノ粒子を生体環境下で利用するためには、
 @バイオ成分の非特異吸着を抑え、
 A生体液中での高い分散性を維持するとともに、
 B特異的認識能を付与すること
が極めて重要である。本講演では,生体環境下で機能するナノ粒子の設計に関して紹介する。

  第328回 物性セミナー
日 時平成20年7月28日(月) 16:00〜
場 所先端物質科学研究科402N
講演者鬼丸 孝博 (先端物質科学研究科研究科)
題 目希土類金属間化合物の非磁性基底状態が創出する多彩な多極子秩序構造
要 旨希土類元素であるPrを含む多くの化合物では非磁性結晶場基底状態が実現しているが,特にPr3+イオンが立方対称下(Oh)にある場合には、非磁性である非クラマース二重項(Γ3)が基底状態となりうる.この場合,基底状態の縮退を解くための機構として,多極子秩序といった非磁性相転移現象が観測される.非クラマース二重項が基底状態となる典型物質PrPb3は単純立方晶構造をもち,TQ=0.4 Kで反強四極子秩序を示すことが以前より知られていた.[1,2] しかしながら,その秩序構造については明らかになっておらず,そのため秩序変数に関する議論も限定的なものであった.[3] 本セミナーでは,榊原方式による低温直流磁化測定と磁場中中性子回折実験から明らかになった,PrPb3における四極子秩序状態について紹介する.そこでは異方的な四極子相互作用が主役となり,多彩な四極子秩序構造が実現している[4,5] さらに,最近研究を進めている新規Pr化合物の物性や,多極子秩序の可能性についても紹介したい.
[1] E. Bucher et al., J. Low Temp. 2, 322 (1972).
[2] P. Morin et al., J. Magn. Magn. Mater. 30, 257 (1982).
[3] T. Tayama et al., J. Phys. Soc. Jpn. 70, 248 (2001).
[4] T. Onimaru et al., Phys. Rev. Lett 94, 197201 (2005).
[5] T. Onimaru et al., J. Phys. Chem. Solids 68, 2091 (2007).

担当者氏名・内線:松村武・7021

5研究科共同セミナーの認定科目です

  Henrik Ottosson 教授 講演会
日 時平成20年6月13日(金) 14:30〜16:00
場 所工学部117講義室
講 師Henrik Ottosson 教授 (ウプサラ大学)
演 題Fulvenes, Arylolefins, and Baird’s Rule on Triplet State Aromaticity
連絡先大下 浄治 (広島大学大学院工学研究科)
Tel:082-424-7743

 数理分子生命理学セミナー
日 時平成20年5月13日(火) 12:50〜
場 所理学部E104講義室
講 師Renato Zenobi 教授 (スイス連邦工科大学 (ETH) 化学科)
演 題Mass Spectrometric Investigation of Noncovalent Interactions using Ultra-soft Spray Ionization and Ultra-high Mass Detection
連絡先泉俊輔 (理学研究科数理分子生命理学専攻) 内線7493

 有機合成化学協会中国四国支部第62回パネル討論会
 π電子系化合物の新展開−合成と機能−
日 時平成20年5月17日(土) 14:00〜16:30
場 所工学部116号教室
内 容 芳香族系反応性中間体を用いた多置換芳香族化合物の効率合成法の開発
 吉田 拡人 (広島大学大学院工学研究科)
芳香環積層高分子の合成と機能
 森崎 泰弘 (京都大学大学院工学研究科)
モジュール合成法に基づいたπ電子系化合物の開発と有機エレクトロニクスへの応用
 辻  勇人 (東京大学大学院工学研究科)

参加費:無料
懇親会:討論会終了後、大学会館食堂で行います (参加費:2000円)
連絡先〒739-8527 東広島市鏡山1-4-1 広島大学大学院工学研究科 
大下浄冶 (TEL 082-424-7743,FAX 082-424-5494)

  第318回物性セミナー
日 時平成20年5月2日(金) 16:00〜
場 所理学部E002教室
講 師山田 幸司 先生(北海道大学大学院地球環境科学研究院)
演 題鈴木−宮浦クロスカップリングを用いた発光センサー分子の開発
概 要鈴木−宮浦クロスカップリングは、北海道大学工学部鈴木章名誉教授と宮浦憲夫教授らによって開発された、芳香族ホウ素化合物とハロゲン化アリールを炭素−炭素結合で直結し、非対称ビアリー化合物を得る合成法である。安定なホウ素化合物を用いるため、他のクロスカップリング法に比べて、適応範囲が広く、天然物の全合成や有機EL材料の合成などに活用されている。一方、発光分子は、光エネルギーや化学エネルギーによって励起され、分子固有の波長の光を放出するため、特定の生体分子などを高感度検出することができる。その中でも、分子認識や環境変化によって発光挙動の変わるセンサー分子は、生体機能の解明のため非常に有用である。このセンサー分子では色素と機能性部位を同じ共役系に組み込むことで性能が向上するが、設計と合成が大変難しい。そこで、これらの直結に鈴木−宮浦クロスカップリングを用いて、発光応答するセンサー分子の簡便な合成法を開発した。

担当教員:秋田 素子(理学研究科)内線7419

---5研究科共同セミナーの認定科目です---
*5研究科共同セミナーの単位認定等につきましては、所属研究科の学生支援窓口にてご確認ください。

後援 先進物質機能研究センター
連絡先秋田素子 (理学研究科) 内線7419

  第48回中国四国産学連帯化学フォーラム
 −研究開発と新しい産学連帯を考える−
日 時平成20年4月11日(金) 13:00〜17:00
場 所工学部116号教室
内 容 松下電器における材料開発と産学連携取組について
 飯島 賢二 (松下電器産業 (株) ナノテクノロジー研究所)
クモの糸から学ぶサイエンス
 大崎 茂芳 (奈良県立医科大学)
高性能鉄粉による揮発性有機塩素化合物の分解技術
 榊  孝  (東ソー (株) 南陽研究所)
超微細インクジェットによるナノテクノロジー応用〜基礎研究からベンチャーへ〜
 村田 和広 (産業技術総合研究所ナノテクノロジー研究部門)

参加費:無料
懇親会:講演会終了後 (会場にて受付)
(会場:広島大学学士会館レストラン,会費3,000円)
連絡先山中昭司 (広島大学大学院工学研究科)
TEL: 082-424-7740 E-mail: syamana(AT)hiroshima-u.ac.jp